最近よく聞く「女風」に興味があり、東京へ出張で行った際に「今がそのチャンスだ」と思い体験しました。
巷で有名な「女風」がどんなものなのか気になって、実際に試してみたかったという気持ちが強かったです。
なかなか友人に相談できるものでもないですし、SNSでそういう人を募集するのも怖かったので。
2時間16000円と、少し値段は張りましたが、プロが来てくれるのであれば安心だと思い勇気を出しました。
当日は宿泊先のビジネスホテルに、夜20時に来てもらうように予約し、仕事終わりでくたくたのスーツ姿のままベッドの上で待っていました。
基本はラブホテルで会うらしいですが、ビジネスホテルでも可能とのことでしたので。
もちろん受付の人にはばれないように、そっと来てもらいました。
現れたのは少し年上の男性。
ホームページで見た通りの清潔な方で、まずはそこに安心したのを覚えています。
まずは軽く挨拶、そのあとベッドに座りながらカウンセリング。
聞かれたのは、どこまでなら触っても良いのか、どうして欲しいのかなどで、とにかく細かく施術内容をすり合わせるイメージです。
カウンセリング含めて2時間だったので少し勿体ないなとは思いましたが、ここですり合わせが出来なければ苦情が来ることもあるらしいです。
プロのセラピストであればあるほど、経験値が高い方であればあるほど、カウンセリングはとても緻密に行われるそうですよ。
ある意味、それは女性にとっても安心できるものなのかもしれません。
私はキスと挿入をNGにし、手での愛撫多めにお願いしました。
理由は、やはり初めての人に色々されるのは恥ずかしかったから。
彼はにこやかに笑うと「挿入はもちろんしませんよ」と言ってくれたので、とても安心しました。
女風で挿入する話なんかも聞いていたので、事前に言っておくことは大切ですよね。
その後はお互いに別々にシャワーを浴びて、裸のままベッドに仰向けに。
彼はボクサーパンツだけを履いていて、上半身と下半身を露出した状態で私の上に跨りました。
筋肉質な身体が上にかぶさると重さがリアルに感じ取れて、「本当に今から身体を触られるんだ」とドキドキは最高潮に。
緊張もあって、最初はあまり声は出ませんでした。
触られるたびにくすぐったくてびくびくもしましたし、そんな私の反応を見るたびに笑って「力抜いてね」と言ってくれる彼に、すこしずつ緊張は抜け落ちました。
オイルでぬれた手を腰に置いて、ゆっくりとお腹周りをほぐすように動く手は熱くて。
少しずつ上に上がった後は胸を隠している私の手をどかせて、首や鎖骨にキスをされました。
ちゅっちゅっと聞こえる音にどんどん心臓はうるさくなって、恥ずかしさに思わず顔を覆ったのを、彼は笑っていたような気がします。
「今から乳首舐めるよ」
わざとらしく教えてくるSっ気のある言い方も、私の中ではドンピシャでした。
宣言通り唇が下にさがって、ぴんっと勃っている乳首に触れた瞬間、それまで我慢していた声が「んっ」と出て恥ずかしくて。
ちらりと指の間を開けて胸に顔を埋めている彼をみると、舌を伸ばしながら乳首を舐めている姿が。
「ぁ…っあっ」
声が出るたびに、じゅるっと唾液をだしながら乳首を執拗に責めつづける彼に、足がもじもじと動いたのも覚えています。
非日常だからか、たとえば、彼氏とするセックスや前戯よりも明らかに敏感になっている身体は、自分でもコントロールするのが難しかったです。
頭の中では「私、何してるんだろう」って気持ちで一杯なのに、身体は正直に反応するのですから。
胸を揉みしだく手は徐々に激しくなり、息が上がっていきます。
どんどん頭がくらくらして、もう声は我慢できなくなっていました。
触ってほしくて仕方なくて、胸からへそにむかってつーっと動いていく指にでさえ、腰が動くんです。
「上手だなぁ」と冷静に思う暇もなく、陰毛を触りながらクリトリスに触れる指に大きく身体をゆらせば、彼はまた笑いました。
「敏感だね。緊張抜けてきた?」
どうでしょう。
むしろもっと緊張していたような気がしますが、敏感になっている身体でそんなことを言ってもあまり説得力はなかったかもしれません。
彼の指が、溢れている液を指ですくって、ぬるぬるとクリトリスに押し付ける行為にも、声はあふれていきます。
「ん、んっ」
それでもまだ我慢出来ていたはずですが、膣の中に指が挿入された時にはもう意識は飛んでいました。
口を覆っていた手は外れて、彼の指にぎゅっと握られていました。
ぐちゅぐちゅと聞こえてくる水音も、乳首を舐める唾液の音もはっきりと耳に届くし、自分が今何されているのかさえよくわかっていません。
ふと見えたのは、私の上に座り込んでいる彼の股間です。
ボクサーパンツからでもハッキリと見える膨らんだそこは、先走った液でうっすらとぬれていて、思わず唾をごくりと飲み込みました。
その時にはもう、性におぼれていたのでしょう。
「…見てみたい?」
その言葉に、素直に首を縦に振りました。
パンツを下げてぽろんっと音が出るほどの勢いで出てきたのは、がちがちに勃起した男性器。
久しぶりに見るそれに思わず唇を舌で舐めるほど、私は下品な女に成り下がっていました。
「…擦ろうか?物欲しげな目してるよ」
膣から抜いた指は濡れていて、私の腰を両手で掴みながら彼が笑って言います。
スマタぐらいなら…。
そう思っていたのも事実です。
コクコクと何度も首を振れば、「分かった分かった」と私をなだめて、彼の男性器が股間にそわれました。
クリトリスをこするように、上下に腰を動かしながらスマタをする彼を見上げました。
ベッドはぎしぎしと鈍く響いていて、おそらく音や見た目だけならセックスしているのと変わらないでしょう。
揺れる胸をもみながら、ぬちゅぬちゅと聞こえる音に合わせて動く彼に、私の声も正直になります。
「ぁ…ぁ、の…っ…」
気持ち良くて、というよりも、おそらくはそんな非日常な空間に侵されて、私自身オープンになっていたのかもしれません。
「いれて、くれませんか…っ…」
言ってしまった。
そう思った時にはもう遅くて、うっすらと笑いながら、彼の腰が引かれました。
男性器の先端がゆっくりと挿入しようと動いています。
それはもう魅力的で、なぜ多くの女性が「女風」にはまるのか、理由が分かった気がしました。
「いいの…?いれるよ?」
首を縦に振った瞬間、がつんっと襲い掛かってくる快感に頭は真っ白でした。
腰を振られて、何度も何度も襲ってくる快感に声は溢れていきます。
「あっ、あっ」
私の声が大きくなればなるほど、彼は嬉しそうに笑っていました。
「気持ち良い?気持ち良いね、でもここラブホじゃないから、声は抑えようね」
そう言って、キスまでされました。
NGにしていたキスも挿入も許してしまうなんて。
溢れてくる快感のせいで、必死に彼にしがみつくしかありませんでした。
舌を入れる濃厚なディープキスはまるで恋人のようで、久しぶりのセックスは気持ち良くて、何度も何度も彼のピストンに喘ぎ声が溢れ出ます。
まるで幸福の時間、そう明言しても良いです。
「あっ、あっ、イッちゃう…!」
抑えられない声と一緒に彼のものが抜かれ、どぴゅっと腹や胸に熱い精液が注がれました。
お互いにはぁはぁと荒い呼吸を繰り返して、見つめあった時間はどれくらいでしょうか。
終わったあともキスをして、残りの時間をイチャイチャしながら過ごしたのはとても良い思い出です。
今ではすっかり女風にはまってしまい、東京へ出張があるたびにお願いをしています。
さすがにもう挿入はしないように気を付けていますが、スマタをお願いしちゃうのは絶対に、あの時の彼のせいですね。
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