セックスで気持ち良くなれたことが一度もありません。
今まで付き合ってきた男性にも不感症などと言われ過ぎたからでしょうか、自分が悪いのだとずっと思い込んでいました。
そんなある日たまたま見ていたSNSで、「女性風俗で性奴隷になりました」という投稿を見たんです。
その人みたいに、女性風俗に通うだけで本当に気持ち良くなれるならなってみたいと思い、勇気を出して申し込んだ時の話をしますね。
性奴隷になりたいといってもどうすれば良いのかなんて分かりません。
とりあえず人気の高いセラピストを予約しようと思って予約しましたが、空いているのはなんと2ヶ月先。
仕方ないので、2ヶ月待ち続けてみました。
とくに期待はしていなかったからこそ、2ヶ月も待つことができたんだと思います。
当日はラブホテルでの待ち合わせで、ドキドキしながらセラピストが来るのを待ちました。
性奴隷とはどんな感じなのか、そもそも本当に気持ち良くなれるのか。
ただの誇張しすぎたレポである可能性もあったので、お金を無駄にしてないかなんてことも考えました。
色々なことを考えながら待っている間は緊張で一杯でしたが、彼が到着した時には緊張どころではありませんでしたね。
現れたセラピストの方は、清潔で好青年風な少し年上の方でした。
もっとキラキラとオーラのあるイケメンが来ると思っていましたが、案外普通の男性の方でしたが、なんとなくオーラは感じ取っていました。
まずは部屋にいれて、そのあとカウンセリングをおこないました。
「どうしてセラピーを受けてみたいと思ったの?」
カウンセリングの時にそう聞かれて、今まで気持ち良くなれたことがないこと、そして性奴隷になってみたいことを告げました。
私の言葉を真摯に受け止めてくれた彼は、私の望みに気づいてくれたようです。
性奴隷なんて本当になれるのか分かりませんが、勇気を持って言った私を、彼は優しく受け止めてくれました。
まずはシャワーを浴びるのが先だと思ったのですが、「汚れてしまうから」という理由でゆっくりと服を脱がされ、そのままベッドに押し倒されました。
「汚れる」理由はよく分かりませんでしたが、とりあえず彼のいう通りに。
裸で見ず知らずの人に押し倒されるのは恥ずかしかったですが、何をされるのかに対する好奇心の方が強かったです。
「まずはマッサージするね」
仰向けにされたまま、オイルを手にした両手がゆっくりと身体に触れました。
お腹をマッサージした後は、手で隠している胸のあたりまできて、思わず恥ずかしくて固まっていたのですが、彼は笑いながら「汚れちゃうよ?」っていうだけなんです。
だからゆっくりと手を外して胸を見せた後は、オイルたっぷりの手が胸を揉みしだきました。
もちろんこれまでも胸を触られたことはあります。ありますが、気持ち良くなんてなかったんです。
でも、彼に触られるだけで徐々に息が上がっていきました。
胸を触りながら乳首をぴんっと指ではじかれた時には「あっ」と声が出ていて、少しずつ息も荒くなっていくんです。
もしかして、オイルに媚薬でも入ってるんじゃないかと思いました。
媚薬なんてものはこの世の中にないのは知っていましたが、そう信じたくなるほどの気持ち良さだったんです。
「感じてきた…?」
こくこくと首を縦に振ると、彼に笑われました。
乳首を執拗に何度も何度も攻め続けられて、じんわりとあそこが濡れていきます。
太ももをもじもじとさせていると、次は足をマッサージされました。
オイルだらけの手で太ももとふくらはぎ、さらには足の裏までマッサージされて全身敏感に。
「触ってほしい?」
こくこくと首を縦に振ると、「ちゃんと言葉にして」と言われました。
「触ってください…っ」
「よくできました」
恥ずかしくて死んじゃうんじゃないかと思いました。
それでも、身体は素直です。
言葉もすんなりと口から出ていて、はじめて自分からもっと気持ち良くしてほしいと思いました。
彼は笑いながらクリトリスに触れて、優しく指先でそこを転がしました。
あつくなっていくクリトリスは徐々に気持ち良さを増していて、頭の中が真っ白になっていきます。
「ぁ…っ」
「気持ち良いね」
気持ち良くて喘ぎ声を出していると、指がつぷっと膣の中に挿入されました。
オイルがあるおかげで痛くもなくて、むしろ気持ち良くて仕方なかったです。
ぐちゃぐちゃとわざとらしく大きな音を出しながら、膣を犯していく指に声が止まりません。
快感が全身を走っていくと言えば良いのでしょうか。
無意識に腰が宙に浮いてもっともっと気持ち良くなりたいと本能のままに喘ぎ続けました。
「あっ、あぁっ…!」
「気持ちよさそうな顔してる。凄いね、嬉しいね」
そんな私を見ながら、ただ笑っているだけのセラピストの彼。
その表情は少し恍惚としていて、もしかしたら本当にこの人がご主人様になってくれるのかもしれないと心のどこかで期待していました。
「イク時はちゃんと声にしてね」
「イ、イキます…」
「いい子、イッていいよ」
「イク、イク…っ」
びくっと身体を揺らしながらベッドに身体をおろしました。
ぴくぴくと痙攣を繰り返す私を見下ろして、膣から指を抜いたあと、彼はさらにオイルを私の身体にたらしました。
プシュプシュと押しながら出てくるそれが身体を濡らすたびに体中が熱くなります。
本当に媚薬でも入ってるんじゃないかと思いました。
気持ち良さが残っている状態のままマッサージをされると、それだけで気持ち良さが最大限になるんですね。
びくびくと身体をゆらしながら、お腹や胸をマッサージされながらどんどん喘ぎ声が増えて、乳首に触られた時には頭が真っ白になっていました。
「ひぐ…っぁ…」
「乳首だけでイッてみようか」
「ぁ、あっ…」
指でつままれながらたまにはじいたりを繰り返して、乳首に直接届く快感で声は止まりません。
はじめて胸や乳首から快感を感じてしまい、知らない感覚に身体が戸惑っていたのを覚えています。
びくりと大きく体を揺らして、彼の手から逃れようとしました。
しましたけど、全然手が離れてくれないんです。
彼の手が身体に触れるたびに気持ち良くて怖くなりました。
「わ、私、も…っ」
「ん?」
もう、やめたい。
そう言いたくなりましたが、にっこりと笑っている彼を見ていると、そんな言葉は言えません。
逆に、もっと触ってほしいと、もっと気持ち良くさせてほしいって思うんです。
「もっと、もっと気持ち良くなりたいです…」
「いいよ、素直な人は大好き」
「あっあっ」
「性奴隷になりたいんだもんね?」
「なりたいですぅ…!」
私の言葉に、彼はさらにオイルを増やして、胸を揉みしだきました。
真ん中に寄せてぐちゃぐちゃに胸が崩れて、片手でクリトリスをこすります。
簡単にイケる身体になってしまっているので、それだけですぐにイッてしまいました。
クリトリスに感じる敏感な快感が消えた後は、ぶしゃっと潮を噴いてしまったり、それが彼を汚したら申し訳なくて謝ってしまったり。
おそらく、元々M思考があったんだと思います。
沢山気持ち良くなってたくさんいじめられたい願望が強かったんです。
彼の攻め方は痛みや恐怖もなくて、優しい攻め方でした。
それでも、どこか芽生えてしまう隷属的な感情が強くなって、この人には逆らえないと心が強く思うんです。
何回イッたかわからなくなったあと、施術の時間はいつの間にか終わっていました。
私が今まで気持ち良くなれなかったのは、満足できる接し方が出来なかったからなんでしょう。
おそらく、彼はそれを分かっていたんだと思います。
ただ、すっかりと自分が下になって気持ち良くなることにハマってしまった私は、彼の性奴隷になりたい一心で次のお願いをしていました。
「次も…お願いしていいですか?」
私の頭をなでながら、「ご主人様って言えるなら」と彼が言いました。
「はい、ご主人様…」
今ではすっかり、私は彼の性奴隷となり果てて、お店を経由せずに彼の奴隷となりご奉仕しています。








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